2013年8月1日木曜日

金融系SIerの仕事の現状に関するメモとWeb系の現状について少し

興味深い記事があったのでメモとWeb系の現状を少し書こうかと。

人月計算とExcelとスーツの世界より
・資格取得で学んだスタックや木など、勉強していて楽しかったが業務で使うことはなかった
・多くの人が入れ替わり立ち代りメンテしたレガシーコードの存在
・方眼紙状のエクセルテンプレにコピペしまくる設計書作成作業
・ExcelVBAを使って業務の自動化を試み、生産性を向上させるも、周りから業務とはみなされない
・大事なのは技術関連の知識ではなく、顧客の業務フローに関する知識

SIerを退職し、Web系に転職しました
・顧客のためにエクセル方眼紙にわかりやすい日本語で仕様書を書くのが主な仕事
・大事なのは技術ではなく業務知識
・顧客の業務フローを理解している人が優秀なエンジニア。フローを作ったらあとは外注すればよい
・このままだとエクセル方眼紙のメンテが仕事のプロジェクトマネージャーになってしまう

2つの別の人が書いた記事だがこれはひどいな。でもこの人達にどこまでウェブ系が綺麗に
見えているのだろうというのも気になったので、ちょっとだけウェブ系の現状に関して書いておくと、


・Web系開発でもスタックも再帰もメモリ管理も、基本的には使わない
だってスクリプト言語だし、再帰とかスタックとかそんな凝ったロジックは基本的に使わない

・レガシーコードはどの会社にも存在する。例え最初に凄腕エンジニアが作ったシステムであっても
多くの人が使うようなサービスになれば、機能拡張が当然行われ、メンテナンスをする人が
増えるのでやっぱりレガシーなコードになりがちになる。ただ、もちろん、そうしたコードに危機感を
持っている人も多数いて、テストコードを書いて、テスタブルなコードにリファクタリングをし、
Jenkinsなど自動テストを回す仕組みを導入したりというところに工数を割く動きもある。

・自社サービスならエクセル方眼紙に書かれた設計書はないことも
ただしこれは良し悪し。ドキュメントを作る文化がないと、コード読んで理解しろという流れに
なり、仕様把握に時間がかかることもよくある話。もっとドキュメント作れと思ったりもする。


まぁでもコード書きたい人にはWeb系の方がよいのかなと上記の金融SIerのエントリー
見てて思った。